ポーランド、ウクライナへのレオパルト戦車供与を表明
(CNN) ポーランドのドゥダ大統領は11日、ウクライナ西部リビウでゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナにレオパルト戦車を供与すると明らかにした。
ドゥダ氏はツイッターの公式アカウントに投稿した声明で、「国際協調構築の一環として」レオパルト戦車を供与する方針を表明。「ポーランドでは既にこの決定が下された」とした。
ゼレンスキー大統領は今回の決定を歓迎した。ドゥダ氏やリトアニアのナウセーダ大統領と行った共同記者会見で、「私はきょう、我々の防衛や我が国、我々の軍隊、ウクライナおよび欧州全体の共同防衛にとって重要な言葉を発することができる。その言葉とは『戦車』だ」と述べた。
Today in Lviv, together with Presidents @ZelenskyyUa and @GitanasNauseda, we are talking in the Lublin Triangle format about military support for Ukraine against Russian aggression and about Ukraine's integration with the EU and NATO.pic.twitter.com/iYSWqEdYWL
— Andrzej Duda (@AndrzejDuda) January 11, 2023
欧米製の戦車がウクライナに送られれば、ロシアによる侵攻開始後初となる。
ただ、ドゥダ氏は会見で「様々な正式要件や承認なども満たす必要がある」と注意を促した。
レオパルト戦車はドイツで製造されており、再輸出に当たっては通常ドイツ政府の承認が必要となる。ドイツ経済・気候保護省の報道官はCNNの取材に対し、ポーランド政府に問い合わせるよう求めた。