ウクライナの電力不足は「深刻」、全州で停電の可能性

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ウクライナ南部オデーサでの停電中、灯りのついた通路を歩く男性=1月28日撮影/Oleksandr Gimanov/AFP/Getty Images

ウクライナ南部オデーサでの停電中、灯りのついた通路を歩く男性=1月28日撮影/Oleksandr Gimanov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナの国営電力企業「ウクルエネルゴ」は30日、電力不足が深刻であり、ロシアのミサイル攻撃による被害を受けて、全ての州で終日停電が発生する可能性があると発表した。

ウクルエネルゴによれば、送電線は依然として、前回の一連のミサイル攻撃による発電施設の損傷からの復旧を行っている。そのため、稼働している発電所の発電では消費量を完全に賄うことができないという。

ウクルエネルゴによれば、ミサイル13発とドローン15機による攻撃で、高圧送電線の施設と発電所に重大な被害が出た。

全ての州の配電会社に対して、終日影響する制限量を通知している。それぞれの配電会社が1時間ごとの計画停電のスケジュールを作成して、域内の消費量が制限内に収まるようにするという。

30日午前の時点では、制限の超過による緊急停電は行われていないものの、一部の地域では、制限を超えた場合、停電となる可能性がある。

26日に行われた大規模攻撃からのエネルギーインフラの復旧作業が続いている。ウクルエネルゴによれば、ロシアによる攻撃が行われるたびに、復旧作業はより難しく、より時間がかかるようになっている。

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