ロシアの大学、「特別軍事作戦」の目的について教育へ
(CNN) ロシアの大学が9月1日から「特別軍事作戦」の目的について教育を行うことが分かった。国営タス通信が3日、ロシア科学高等教育省の話として伝えた。
ロシア政府は今回の紛争を侵攻や戦争と表現することをほぼ避け、あくまで「特別軍事作戦」だと主張している。
タス通信によると、新たなカリキュラムでは「ウクライナでの特別軍事作戦や制裁、西側諸国によるロシアへの圧力、ロシアを世界で孤立させようとする試み」の起源について教える。「ロシアとドネツク人民共和国(DPR)およびルガンスク人民共和国(LPR)、ザポリージャ州、ヘルソン州との統合」についても触れるという。
タス通信によると、この文書は科学高等教育省のウェブサイトに投稿された。「ロシアの安全保障への脅威について議論することを拒む米国や北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)の姿勢、ドンバス地方における武装挑発、ドンバスの共和国の強制奪取に向けたウクライナの武装挑発と準備、ロシアによるLPRやDPRの正式承認」といった講義内容の概要が示されている。