ウクライナ、国防相が交代へ 汚職疑惑のさなかに
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相が近く退任し、軍の情報部門トップが後任に就くとの見通しが明らかになった。
議会でゼレンスキー大統領の会派を率いるアラハミア氏が5日、SNS「テレグラム」を通して発表した。
レズニコウ氏は数週間前から、国防省の汚職疑惑で責任を追及されていた。
アラカミア氏によると、後任には軍情報総局長官のブダノフ少将が就く見通し。同氏は「戦時下としては完全に理にかなった」動きだと述べた。
ウクライナは欧州連合(EU)への加盟を目指し、汚職の取り締まり強化を図ってきた。国防省をめぐっては、兵士向けの食料などを高額で購入していたとの報道を、国家汚職対策局が調べている。
レズニコウ氏はこの問題で内部監査に乗り出すと発表したばかりだった。
汚職疑惑が浮上した先月末には、国防省のシャポワロウ副大臣が辞任した。同省は声明で、疑惑には根拠がないと主張していた。