要衝バフムートで戦闘続く ウクライナ東部
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相は5日、ウクライナ東部の要衝バフムートについて、依然として戦いの拠点だとの見方を示した。
レズニコウ氏は首都キーウの記者会見で、「依然として象徴だ」と述べた。
ウクライナがバフムートを引き続き掌握していることは、抵抗の象徴とみなされている。ウクライナのゼレンスキー大統領は昨年末の訪米時、米議員に対し、バフムートのための戦いは、独立と自由のための戦争の悲劇的な物語を変えるだろうと述べていた。
激しい戦闘によって街はほとんど完全に破壊されている。ゼレンスキー氏は、土地の隅々にまで血がしみ込んでいると述べた。
ロシア民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は5日、SNSへの投稿で、ウクライナ側がバフムートを防衛しており、市内のいたるところで激しい戦闘が行われていると述べた。
レズニコウ氏は、ロシア軍が昨夏以降、ドンバス地域の制圧を試みており、攻撃中に毎日約500人を失っていると主張した。CNNはこの数字について独自に確認できていない。