トルコ地震、17人死亡 各地で強い余震
(CNN) トルコ南部で6日未明、マグニチュード(M)7.8の地震が発生し、少なくとも17人が死亡した。各地で余震が続く中、多数の建物が倒壊し、住民は屋外に避難している。
米地質調査所(USGS)によると、地震はシリアとの国境に近いトルコ南部ガジアンテプ県ヌルダギの23キロ東部で発生。震源の深さは24.1キロだった。シリアやレバノンでも揺れを感じた。
SNSに投稿された動画には、何十棟もの建物が倒壊した様子や、暗い路上に集まる住民の姿が映っている。現場では捜索救助作業が行われていた。
シャンルウルファ県の知事によると、同県だけで少なくとも12人が死亡した。オスマニエ県の知事は、建物少なくとも34棟が倒壊したと語った。
最初の地震の約11分後、約32キロ北西部でM6.7の強い地震が発生。19分後にはM5.6の揺れが襲った。
ガジアンテプ県に住むジャーナリストはCNNの取材に対し、M7.8の地震発生から1分の間に、8回もの「非常に強い」余震があったと述べ、家の中のものが床に落ちたと話している。近所の住民の多くは地震を受けて家の外に避難しているという。
CNNの気象専門家によると、今回のような強い地震では、強い余震が数時間から数日続く可能性がある。