「奇跡の少女」248時間ぶり救出 地震発生から10日、さらに3人生還 トルコ

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17歳の女性を救助した人々=16日、トルコ南部カフラマンマラシュ/Ozan Kose/AFP/Getty Images

17歳の女性を救助した人々=16日、トルコ南部カフラマンマラシュ/Ozan Kose/AFP/Getty Images

国営放送TRTハベルは、救出された17歳少女の搬送先の病院を取材。目を開き、首まで覆われ、酸素吸入の管が挿入された少女の姿を映し出した。記者がマイクを向けて具合はどうかと尋ねると、少女は首を振って微笑んで見せた。

医師は少女の健康状態が良好だったことにとても驚いていると述べ、「(がれきに閉じ込められている間)何も食べられず、何も飲めなかったのに、まだ良好な状態だ」と語った。

病院に運ばれた時点で少女は意識があり、医師と話をしていた。低体温症にもかかっておらず、血液検査の結果も良好だという。

TRTハベルはその後、少女が首都アンカラの病院へ空路搬送されたと伝えた。

一方、やはり南部カフラマンマラシュでこの日救助された30歳の女性は、親類によれば、自宅があった集合住宅の7階で被災した。女性の夫と、2歳と5歳の2人の子どもは、まだがれきの下に閉じ込められているという。

親類によると、この女性も救出された時点で話すことができ、救助隊に自分の名を告げた。

その数時間後、南部のハタイ県で12歳の少年が救出された。CNNトルコによると、この少年も比較的元気そうな様子だった。少年はがれきと梁(はり)に囲まれた穴の中に座った格好で発見され、病院に運ばれて手当てを受けている。

少年は救助隊に、同じ場所に別の人がいると証言。警察は捜索犬を使ってこの場所を捜索し、2人目の発見に全力を挙げている。

トルコの被災地では生存者が発見できる期限を過ぎたと言われた後も、がれきの中から救出される人が相次いでいる。14日には77歳の女性が212時間ぶりに救出されていた。

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