「今日は何曜日?」 228時間ぶりに生存者救出、77歳女性も トルコ
(CNN) トルコとシリアを襲った大地震の被災地で、がれきの中に閉じ込められていた女性が228時間ぶりに救出された。国営アナトリア通信が15日に伝えた。別の77歳の女性もがれきの中から助け出された。
地震発生から9日以上が過ぎ、生存者が発見できる期間は過ぎたと言われる中でも、現場ではまだがれきの中からの救出が相次いでいる。トルコ国防省は15日、南部のアディヤマン市で14日に救助隊が77歳の女性をがれきの中から引き上げる映像を公開した。地震発生から約212時間が経過していた。
助け出された女性は家族に抱き締められた。
もう1人の女性は、2人の子どもと一緒にがれきの中に閉じ込められていた。228時間ぶりに救助されると「今日は何曜日?」と問いかけたという。救助隊員はこの女性を発見した時の様子について、「私はまず彼女の手をつかんだ。話しかけ、おしゃべりして、彼女を落ち着かせた」と振り返る。