ヘンリー王子夫妻、英国王の戴冠式に招待 出欠は明言せず
ロンドン(CNN) 5月に予定されるチャールズ英国王の戴冠(たいかん)式に、米国へ移住したヘンリー王子と妻のメーガン妃が招待された。夫妻は出欠を確認していない。
ヘンリー王子の報道担当者が5日、CNNとのインタビューで、国王の事務所から王子に最近、戴冠式に関するメールが届いたことを確認した。夫妻が出席するかどうかは「現時点で私たちからの発表はない」と述べた。
チャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式は5月6日に開かれる。王室は、長年の伝統に根ざしつつ、「国王の現在の役割と将来への展望」を反映した行事になるとしている。70年前に挙行された故エリザベス女王の戴冠式に比べて短く、封建的な要素を修正した式典になることが予想されている。
バッキンガム宮殿から式典会場となるウェストミンスター寺院への行進や、式典後の宮殿バルコニーでのあいさつに、どの王室メンバーが参加するかは現時点で発表されていない。
ヘンリー王子はこれまで、国王の戴冠式に一家で英国に帰国するかどうかについて、明言を避けてきた。1月には英ITVテレビとのインタビューで、「ボールはあちらのコートにある」「話し合うべきことはたくさんある。先方が話し合いの姿勢を見せてくれることを願っている」と話していた。
ヘンリー王子夫妻の報道担当者は先週、夫妻が英国の公邸フロッグモア・コテージを明け渡すよう要請されていると述べた。王室はこの件についてのコメントを控えている。