レオパルト2、間もなくウクライナへの配備可能に ドイツ軍
(CNN) ドイツ軍の特別訓練司令部の報道官は、ドイツの主力戦車「レオパルト2」のウクライナ軍兵士への操作訓練がほぼ終了し、間もなくウクライナに戦車を配備できるようになるとCNNに明らかにした。
ドイツはこれまでにレオパルト2の最新モデルA6をウクライナに18両供与することを約束している。
報道官によると、ウクライナ軍の兵士は車長、砲手、技術者、指揮官、整備士として1日に12〜14時間の訓練を5週間にわたって週6日受けた。
ウクライナ軍の兵士らは「モチベーションが高く」、5週間の訓練を「極めて効率的」にこなしたと報道官は述べた。
兵士らはまず車長や指揮官として戦車の操縦を教わった。そして13日に最後の射撃訓練を終え、戦闘状況下での命中率は82〜85%を達成したという。これについて報道官は「素晴らしい結果だ」と称賛し、「シミュレーターを使った訓練により大きく向上した」などと述べた。
ドイツ軍の特別訓練司令部もウクライナ兵の訓練を通して戦術レベルでの経験や戦争時の体験について得るところがあったという。教官らは「何のために兵士らを訓練しているか」を認識していたため、非常に意欲的だったと報道官は説明した。
ドイツ軍の特別訓練司令部は今年、ウクライナ兵士9000人を訓練することを目指している。昨年は1100人を訓練した。