弾薬の生産量、年末までに「7倍」 ロシア国防省
(CNN) ロシア国防省は28日、同国の各種弾薬の生産が今年末までに7〜8倍になると明らかにした。
弾薬増産の発表は、ショイグ国防相が同国南部チェリャビンスク州と西部キーロフ州を視察した際に行われた。国防省はショイグ氏が大口径の弾薬や砲弾を製造している工場にいる様子をとらえた動画を公開した。
国防省によると、生産能力の近代化や拡大とともに、労働生産性を高めるためのプロジェクトが進められているという。
同省は「ロシア軍の需要を満たすため、今年末までに各種弾薬の生産を7〜8倍に増やすために」生産を増強するとした。
ロシアのプーチン大統領は25日、国営テレビとのインタビューで、軍需産業が「かなり早いペースで発展」しており、「紛争を引き起こした者たち」がウクライナに供給している弾薬の3倍の量を生産すると述べた。
一方、西側諸国のアナリストらは、ロシアの防衛産業の生産能力とサプライチェーン(供給網)がそれほど早く弾薬の増産に対応できるか懐疑的だ。