ロシア、フィンランドのNATO加盟を痛烈批判

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フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)の31番目の加盟国になった/John Thys/AFP/Getty Images

フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)の31番目の加盟国になった/John Thys/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア外務省は4日、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)への正式加盟について、「加盟はいかなる決定にも影響を及ぼさない」などと痛烈に非難する声明を出した。

声明には「NATOに加盟することでフィンランドは独自の立場を放棄し、何十年にもわたって国際情勢における特別な地位を同国に与えてきた独立性を失った。フィンランドはいかなる決定にも影響を与えることのない、重要でないNATO加盟国になった。国際情勢に関して発言する能力を失った」とある。

同省はまた、NATO加盟はロシアとフィンランドの二国間関係に「悪影響」を与えるとも指摘した。

フィンランドのNATO加盟で生じる「国家安全保障上の脅威」へのロシアの対応は部分的に「NATOの軍事インフラや攻撃用兵器の自国への展開」にもよるとした。

声明に先立ち、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、フィンランドのNATO加盟によってロシアが「自国の安全保障を確保するために戦術的かつ戦略的に対抗措置を取る」ことを余儀なくされると警告した。

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