ロシアとウクライナ、200人以上の捕虜交換を実施

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロシアとの捕虜交換によりウクライナ軍の兵士100人が帰国したという/Ombudsman of Ukraine

ロシアとの捕虜交換によりウクライナ軍の兵士100人が帰国したという/Ombudsman of Ukraine

(CNN) ロシア国防省は10日、捕虜となり命の危機にあったロシア人兵士106人がウクライナ政府の支配地域から帰還したと発表した。兵士はモスクワに飛行機で移され、医療や心理的支援が提供される。

ウクライナのイエルマーク大統領府長官は捕虜交換が行われたことを確認し、ウクライナ軍の兵士100人が帰国したと明らかにした。

イエルマーク長官によれば、今回解放された兵士の中にはマリウポリやアゾフスターリ、ホストメリの防衛に加わり、重傷を負ったり病気になったりした人々が含まれる。長官は、ゼレンスキー大統領にとって、「全ての人々の帰国」が優先事項だと言い添えた。

ウクライナ当局によれば、今回の捕虜交換で男性80人、女性20人が帰国した。このうち9人が将校で、残りは兵卒や軍曹。約半数が重いけがや病気があったり、拷問を受けていたりした。最年少は19歳だった。

ウクライナ当局によれば、ウクライナはジュネーブ条約に基づいて、ウクライナ側が拘束していた唯一の女性を含む5人の「より重傷」の捕虜も引き渡した。

イスラム教徒の捕虜2人も解放された。これは、イスラム教の断食月(ラマダン)に敬意を示す証しとして双方のイスラム教徒を全員交換するという提案の一環だった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]