人権活動家の女性、顔に酸をかけられ負傷 南米コロンビア

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11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」の集まり活動する人々=コロンビア・ボゴタ/Vannessa Jimenez G/NurPhoto/Getty Images

11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」の集まり活動する人々=コロンビア・ボゴタ/Vannessa Jimenez G/NurPhoto/Getty Images

(CNN) 南米コロンビア北西部ボヤカ県の県都トゥンハで、女性の人権問題に取り組む地元NGOの責任者が酸性の化学物質をかけられて負傷した。

NGOの報道担当者によると、責任者のリリア・パトリシア・カルドソさんは10日、公園を歩いている時に見知らぬ人物に襲われ、顔の左側に酸を浴びた。

搬送先の病院によると、顔と胸に負ったやけどは全身の皮膚の4%にあたる。

カルドソさんは2022年から殺害予告の脅迫を受けていて、昨年9月に治安当局の警護対象に指定された。しかし同NGOによると、実際に警護体制が立ち上がったのは今年2月。トゥンハの市長は遅れた理由として、予算不足を挙げた。

地元警察は女性を狙った殺人未遂事件とみて、襲撃犯の身元などを調べている。

コロンビア検察によると、同国では昨年、性別を理由に女性が殺害された事件が614件報告された。

また国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、国内で16年以降に殺害された人権活動家は500人を超え、世界でも最悪の水準に位置付けられている。

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