ボート転覆で15人死亡、たき木探しの子どもが多く乗船 ナイジェリア
ナイジェリア・アブジャ(CNN) ナイジェリア北西部のソコト州で9日、ボートが転覆する事故があり、少なくとも15人が死亡した。当局が10日、CNNに明らかにした。
警察が10日、CNNに語ったところによると、同州シャガリ地域の川でボートが転覆し、乗船者36人のうち21人は救助されたが、15人が水死した。死亡した15人のうち13人は女性、2人は男性だった。
現地の当局者は国営ナイジェリア通信に対し、乗船者のほとんどは、たき木を探しに出かけた子どもだったと語った。地元住民は主にたき木を燃料としている。
犠牲者の遺体は現地のダイバーによって収容され、イスラム教の伝統に従って9日に埋葬されたという。
同地では過去にも大勢の犠牲者を出すボート事故が起きている。
地元メディアによると、昨年4月にはたき木を探すために同じ川を渡ろうとしていたボートが転覆し、10代の子どもを中心に約29人が死亡した。
その前年には子どもを含む13人が、同地でボート事故のために命を落とした。