リトアニア外相、「戦闘機連合」の拡大を称賛
(CNN) リトアニアのランズベルギス外相は22日、ウクライナへ戦闘機F16を供与するための「戦闘機連合」の拡大を称賛した。ランズベルギス氏はまた、各国に対して、ウクライナがすでに受け取っている西側諸国の兵器をさらに必要としていることを忘れないよう促した。
ランズベルギス氏は欧州連合(EU)外相理事会のためブリュッセルを訪問した。ランズベルギス氏は、戦闘機に集中することで、榴弾(りゅうだん)砲や携帯式の地対空ミサイル「スティンガー」、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」などロシアによる侵攻から領土を防衛するためにすでにウクライナに提供している兵器の供与をおろそかにしないよう呼び掛けた。
ランズベルギス氏は、ウクライナへの支援について、新しい兵器を追加するだけでなく、以前から行われていた支援を続けるなど、継続的なものでなくてはならないとの見方を示した。
EUのボレル外交安全保障上級代表はブリュッセルで記者団に対し、ウクライナに対して早期にF16が供与されることを望んでいると述べた。
ボレル氏は、主要7カ国(G7)が、ウクライナが必要としている戦闘機の供与に向けて準備することを決めたのは良いことだとの認識を示した。
米国のバイデン大統領は先週、ウクライナ軍パイロットの訓練について支持を表明した。ウクライナはF16の供与を求めているが、バイデン氏の発表は追い風となった。