友好の記念碑近くで爆発、ロシア・ベラルーシ・ウクライナの国境付近
(CNN) ウクライナ当局は5月30日、ウクライナとロシア、ベラルーシの3カ国の友好を示した記念碑の近くで爆発が起きたと明らかにした。ウクライナ当局によれば、爆発はロシア軍がウクライナのチェルニヒウ州とロシアのブリャンスク州を結ぶ道路を爆破したために発生した。
記念碑に続く道路で大きな爆発が起きた様子を捉えた動画はSNSで広く拡散した。CNNは「ジオロケーション」と呼ばれる手法で場所を特定した。どのような種類の爆薬が使われたのかは不明。
ウクライナの国境警備隊の報道官はCNNの取材に対し、国境警備隊の部隊がチェルニヒウ州で正午ごろ、3カ国の国境が集まる近くで爆発を記録したと述べた。
報道官によれば、その後、ロシア軍がチェルニヒウ州とブリャンスク州の間の道路を爆破していたことが分かったという。報道官によれば、ロシア軍は、ウクライナ軍がブリャンスク州の中心部に向かって攻撃を行うことを恐れたために、道路の爆破を始めた可能性がある。報道官は、ウクライナ軍は侵略者ではなく、防衛のみを行っているため、ブリャンスク州は必要ではないと言い添えた。
ロシアの軍事ブロガーらは30日、爆発の様子を捉えた動画を共有し、爆発がウクライナとベラルーシ、ロシアの3カ国の国境が集まる場所で起きたと述べた。
1975年5月3日にお披露目された記念碑は、当時ソ連邦の共和国だった3カ国の友好を象徴するために作成された。