ウクライナ軍、ロシアが南部のダムを爆破と主張 住民に避難呼び掛け
(CNN) ウクライナ軍は6日までに、南部ヘルソン州ノバカホウカにある主要ダムがロシア軍によって爆破されたと明らかにした。
ウクライナが任命したヘルソン州の軍政当局トップ、オレクサンドル・プロクジン氏はテレグラムに投稿した動画で「ロシア軍がまたしてもテロ行為を行った」と説明。「ロシア軍はカホウカ水力発電所を爆破した。水は5時間以内に危機的な水準に達するだろう。危険地域からの避難が始まった」と明らかにした。
そのうえで「全てのサービスが機能している」と言い添え、ドニプロ川東岸沿いの住民に対して即時避難を呼び掛けた。
5日遅くには、ダムにあいた裂け目から水が流出する様子を捉えたドローン(無人機)の映像が浮上した。
ウクライナ軍南部作戦管区は6日、フェイスブックへの投稿でダムが破壊されたことを確認。現在は破壊の規模を評価し、水没する可能性が高い地域を割り出しているところだと述べた。
ロシアが任命したノバカホウカの首長、ウラジミール・レオンティエフ氏は6日、夜間の攻撃でノバカホウカダムの一部が破壊されたことを認め、損傷は一切起きていないとしていた前言を撤回した。