ウクライナ選手、侵攻批判のロシア選手を「勇敢」と称賛 全仏テニスで対戦後
(CNN) テニスの全仏オープンに出場しているウクライナのエリナ・スビトリナ選手は4日、ロシア出身のダリア・カサトキナ選手に勝利した後、ロシアによるウクライナ侵攻に反対するカサトキナ選手を「勇敢な人」とたたえた。
スビトリナ選手はウクライナ軍の兵士らに敬意を表するためとして、ロシアとその同盟国ベラルーシの対戦相手との握手を拒否している。
カサトキナ選手はウクライナ侵攻を「悪夢」と批判し、自身との握手を拒否するウクライナ選手らに理解を示してきた。
スビトリナ選手はこの日、カサトキナ選手を破って準々決勝への進出を決めた後の記者会見で、侵攻に反対するカサトキナ選手の立場に感謝するとコメント。「反対を公言する選手は多くない中で、本当に勇敢な人」と称賛した。