「前線で激しい戦闘続く」 ウクライナ国防次官
(CNN) ウクライナのマリャル国防次官は14日、前線で「深刻な衝突が続いている」と述べ、「激戦」だと表現した。
マリャル氏は全国テレビ放送で「我々はいくつかの方面で攻撃しているが、敵も同様にいくつかの方面で攻勢をかけている。そのため、現時点ではウクライナ軍は防衛と攻撃をそれぞれ異なる方面で同時に行っている」と説明した。
マリャル氏によると、ロシア軍は砲撃と航空機を用いた攻撃を増やすことでウクライナ軍の攻撃を阻止しようとしているという。同氏は「ウクライナ軍の攻撃を止め、さまざまな損害を与えようと、敵が積極的に対戦車誘導ミサイルや自爆型ドローン(無人機)を使っている」と指摘した。
「野原に地雷が埋められている」ため、ウクライナ軍は南部で前進するにあたって「困難」な状況に直面しているものの、「ゆっくりだが確実に」進んでいるという。
ウクライナ軍参謀本部は最新の戦況報告で、ロシア軍が13日に「空爆を37回行い、多連装ロケットシステムからウクライナ軍の陣地と集落に向けて32回砲撃を加えた」と説明した。