独極右政党AfDの候補者、地方自治体の首長に初当選
東部ドレスデンを拠点とする政治学者、ハンス・フォアレンダー氏は26日、CNNの取材に答え、25日の選挙結果は政府への信頼が「ほとんど歴史的な水準にまで落ち込んだ」ことを示唆すると指摘。「政治に対する見解に劇的な変化が起こらない限り、来年の州並びに地方選挙はAfDの勝利となる可能性がある」と述べた。
その上で、1度の選挙戦の勝利は必ずしも地域政府への参加を意味しないとして、他党が動いて連立の形成を困難にしようとするだろうと付け加えた。
「今回の勝利はAfDにとって象徴的なものではあるが、来年は東部の複数の州選挙で多数の議席を獲得する可能性がある。全国レベルでは25%の議席を押さえることも考えられる」(フォアレンダー氏)
AfDのアリス・ワイデル共同党首はツイッターへの投稿でゼッセルマン氏について、歴史を作ったとの見方を表明。AfDの候補者として地方自治体の首長に初めて選出されたことを称賛した。またこの勝利は「始まりに過ぎない」とも付け加えた。