ロシア軍、18万人超の兵士を展開 東部の主要な前線2カ所に
(CNN) ウクライナ軍の報道官は3日、ロシア軍が18万人超の兵士をウクライナ東部の主要な前線2カ所に展開していると明らかにした。
報道官はウクライナメディアの取材に答え、ウクライナ軍東部方面部隊が対応している地域に、18万人余りのロシア軍兵士が配備されていると述べた。リマンとクピャンスクの前線が長く、そのため、ロシア軍はそこに兵力を集中させているという。報道官によれば、リマンとクピャンスクの前線には12万人以上のロシア軍兵士がいる。
報道官によれば、空挺(くうてい)部隊や機械化部隊、陸軍の予備兵などからなる「かなり強力な集団」だという。
報道官は、東部バフムートの前線には約5万人のロシア軍兵士がいると述べた。
リマンとクピャンスクは約100キロ離れており、バフムートの北に位置している。
ウクライナのマリャル国防次官は、バフムート近郊で頻繁に衝突が発生していると明らかにした。マリャル氏はSNSへの投稿で、状況は激しく変化していると述べた。
ウクライナ陸軍トップのシルスキー司令官は3日、ウクライナメディアの取材に答え、ロシア軍が反撃のために最も脅威を与えられる方面に部隊を移動させようとしていると語った。状況を不安定にし、ウクライナ側に損失を与え、ウクライナ軍の兵站(へいたん)を混乱させようとしているという。バフムートからチャシブヤール方面への脅威は依然として残っているとした。チャブシヤールはバフムートの西約15キロに位置している。