反乱発生前、ワグネルにウクライナ従軍の拒否通告 ロシア
(CNN) ロシア下院の国防委員長は2日までに、同国の民間軍事企業「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が武装蜂起を起こす前、ウクライナでの「特別軍事作戦」への参加はもはや認められないと通告されていたことを明らかにした。
ロシア国営のタス通信とRIAノーボスチ通信が伝えた。特別軍事作戦はウクライナ侵攻を意味するロシア独自の呼称。
アンドレイ・カルタポロフ国防委員長によると、侵攻作戦へのワグネル従軍の拒否は、プリゴジン氏がロシア国防省との契約調印の指示を無視したのが原因。ウクライナに戦闘員を送り込む他の全ての傭兵(ようへい)組織はこの契約に応じていたとした。
同委員長によると、プリゴジン氏は国防省によるワグネルへの資金援助は今後止められるとも告げられていたという。