クリミア橋爆破、ウクライナ当局者が関与を示唆
(CNN) ウクライナのマリャル国防次官が、昨年10月に起きたロシアとクリミア半島を結ぶ橋で起きた爆発について、ウクライナ軍による関与をこれまでで最も明確に示唆した。クリミア半島は、ロシアが2014年に「併合」して以降、ロシアの支配下にある。
マリャル氏はSNSへの投稿で、500日前にロシアによるウクライナ侵攻が始まってからウクライナが達成した成果を12件提示した。
マリャル氏はそのなかで、ウクライナが273日前にロシアの兵站(へいたん)を破壊するためクリミア橋に最初の攻撃を行ったと述べた。
その他の成果としては、451日前のロシア軍の軍艦「モスクワ」の沈没や、373日前のスネーク島の解放などを挙げた。
橋への攻撃によって、ロシアとクリミア半島を結ぶ主要な交通網が破壊された。橋への攻撃は、ウクライナにおけるロシア軍の軍事的対応に打撃を与えただけではなく、ウクライナ政府にとっては宣伝戦略での勝利となった。
ウクライナ当局者は当時、橋の爆破を称賛したものの、関与については明言しなかった。