ウクライナのNATO加盟検討には戦争の終結が必要、バイデン氏  CNN EXCLUSIVE

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米国のバイデン大統領は7日、ホワイトハウスでCNNの単独取材に応じた/Tom Brenner for CNN

米国のバイデン大統領は7日、ホワイトハウスでCNNの単独取材に応じた/Tom Brenner for CNN

(CNN) 米国のバイデン大統領はCNNの単独取材に答え、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟については、まだ準備が整っていないとし、NATOがウクライナの加盟を検討できるようになるには、ロシアによるウクライナでの戦争を終結させる必要があるとの見方を示した。

バイデン氏はCNNに対し、ウクライナのNATO加盟が近いとの議論について、時期尚早との見方を示した。だが、米国やNATO加盟国が、ウクライナのゼレンスキー大統領とウクライナ軍に対して、ロシアとの戦争を終結させるために必要な安全保障と武器を供給し続けるとも述べた。

欧州への訪問を控えたバイデン氏は、リトアニアで開催されるNATO首脳会議では、ロシアによるウクライナ侵攻やウクライナのNATO加盟が主要な議題になると述べた。

バイデン氏は、「わたしは、ウクライナをNATO一家に加えるかどうかについて、NATO内で意見が一致しているとは思わない。今、現時点で、戦争のさなかに」と述べた。バイデン氏は、もしウクライナがNATOに加盟した場合、NATOは加盟国の領土を隅々まで守るが、戦争が行われている場合、NATO加盟国全てがロシアと戦争状態になると説明した。

バイデン氏は、ゼレンスキー氏とウクライナのNATO加盟について長時間におよぶ話し合いを行ったとし、ゼレンスキー氏に対しては、手続きが継続する間、米国はウクライナに安全保障と兵器を供与し続けると伝えたと明らかにした。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「バイデン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]