ロシア国防相、米国のクラスター弾供与計画に警告 報復示唆

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地上に置かれたクラスター爆弾=3月23日、ウクライナ・アウジーイウカ
/Andre Luis Alves/Anadolu Agency/Getty Images/FILE

地上に置かれたクラスター爆弾=3月23日、ウクライナ・アウジーイウカ /Andre Luis Alves/Anadolu Agency/Getty Images/FILE

(CNN) ロシアのショイグ国防相は12日までに、米国がウクライナにクラスター弾を供与する計画を進めれば報復すると警告した。

ロシアのテレビ「チャンネル5」によると、ショイグ氏は「米国がウクライナにクラスター弾を供与した場合、ロシアは対抗措置を取らざるを得なくなる」と述べた。

ロシア前大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長はSNSテレグラムで、ウクライナが既に南部トクマクでクラスター弾を使用したとの情報があると言及した。

トクマクは南部ザポリージャ州の前線に近い町。

ロシアの軍事ブロガーからも、ウクライナ軍が既にクラスター弾を使用しているとの主張が出ている。ただ、ウクライナも米国も、クラスター弾が既に配備されたとは述べていない。

ホワイトハウスは10日、ウクライナにクラスター弾を送るバイデン大統領の決定は「一時的」なものだと説明した。

在米ロシア大使館は9日遅くに発表したコメントで、米国はウクライナにクラスター弾を供与することで、戦争犯罪を「事実上」認めているとの見解を示した。

米国は先週、政権内での数カ月にわたる議論を経て、新たな軍事支援策の一環でウクライナにクラスター弾を供与すると表明した。クラスター弾は物議を醸す兵器で、米国の主要同盟国を含む100カ国あまりが禁止している。

ウクライナ戦争ではロシアによる2022年2月の侵攻以降、双方がクラスター弾を使用している。ウクライナ軍は最近、トルコから供与されたクラスター弾の使用を開始した。

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