ロシア軍、オデーサを空襲 クリミア橋攻撃から24時間後
(CNN) ウクライナ南部の都市オデーサで18日未明、爆発音が聞こえた。このおよそ24時間前には、ウクライナ軍のものとみられる攻撃がケルチ橋(クリミア橋)に加えられていた。同橋はロシア軍が併合したクリミア半島とロシア本土を結ぶ。
現地のCNN取材班は午前2時前後に空襲警報のサイレンを聞き、市全域で防空システムが稼働するのを目撃した。これに先立ち、4度の大きな爆発音がしていた。続いて近くの港湾で、4度の爆発と対空砲の発射音を聞いたという。
CNNはこれらの攻撃が着弾したのかどうか、標的が何だったのかを確認できていない。
オデーサ軍政当局の報道官は、ウクライナの防空がロシアの空襲を撃退したと説明した。
またオデーサ州軍政トップはロシア軍がドローン(無人機)を使用したと指摘。SNSテレグラムへの投稿で「複数回の波状攻撃が見込まれる。ミサイルの脅威もある!」と警告した。
その上で住民に対し、空襲警報がやむまで避難所で待機するよう強く求めた。午前4時16分前後、同トップはオデーサ州の空襲警報の終了を発表した。
クリミア橋については真夜中過ぎ、ロシアのフスヌリン副首相が、一方のレーンの通行再開を明らかにしていた。