クラスター弾の使用状況、週内にも米と共有 ウクライナ国防相
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相は、米国から供与されたクラスター弾の使用状況に関する報告書について、週内にも米国と共有すると明らかにした。
レズニコウ氏はウクライナの首都キーウで、先週末にCNNの単独取材に応じていた。レズニコウ氏によれば、報告書を待っている状態で、報告書は24日か25日に米国防総省に送られるとの見通しを示した。
レズニコウ氏は、クラスター弾が通常の弾薬よりも効率的であることを願っているとも語った。
ホワイトハウスのカービー報道官は20日、ウクライナ軍は米国が供与したクラスター弾をロシア軍に対して「適切」かつ「効果的」に使用していると述べていた。カービー氏によれば、クラスター弾の使用は、ロシア軍の防衛態勢や作戦に影響を与えているという。
レズニコウ氏によれば、報告書の共有は、クラスター弾を入手するための協定の一環。
米国は、ウクライナにクラスター弾を供与するという決定について、標準的な155ミリの砲弾の供給が少なくなっているためと説明。クラスター弾の供給は一時的なものとしている。
クラスター弾は小型の爆弾を広範囲にばらまくため、ウクライナ軍は、より少ない弾薬で、より広範囲にロシア軍の兵力や装備が集中している場所を攻撃することができる。しかし、小型の爆弾は衝撃で爆発しないこともあり、地雷と同じように、遭遇した人に対して長期的な危険をもたらす可能性がある。