ウクライナ西部で爆発音、ロシア軍が極超音速ミサイルで攻撃か
(CNN) ウクライナ空軍は26日、ロシア軍の極超音速ミサイル「キンジャル」がウクライナ西部のフメリニツキー州とキロボフラード州、首都キーウに向けて発射されたと警告した。
空軍がロシア軍の戦略爆撃機が飛行していると警告してから数時間後に、フメリニツキー州で爆発が報告された。
空軍は「複数のミサイルがモルドバとの国境に沿ってフメリニツキー州方面に飛んでいる」と警告。同州の軍政当局は「州内で爆発音がする。防空システムが作動している」とSNS「テレグラム」に投稿した。
爆発音が防空によるものなのか、ミサイルの衝撃によるものなのかは不明。
同じく西部のテルノピリ州では、州軍政当局が領空内をミサイルが飛んでいるとテレグラムで述べ、住民にシェルターにとどまるよう呼び掛けた。
ウクライナ空軍はまた、リビウ州にロケットが飛来したとして、住民にシェルターへの避難を促した。
キンジャルは極超音速で飛び、大半の防空システムでは迎撃不可能。だが、米国がウクライナに供与した地対空ミサイル「パトリオット」で以前撃墜されている。