ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進
(CNN) ウクライナの当局者らは25日、ウクライナ東部バフムートで、南側にいるロシア軍が大きな損失を被り、ウクライナ軍の激しい砲撃を受けて後退したようだと明らかにした。
ロシア人の軍事ブロガーも同様の見解を伝えている。
ウクライナ軍はここ数週間、バフムート周辺でロシア軍の抵抗の突破を試みている。ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は同日、アンドリーウカ村近くでのウクライナ軍の前進について、バフムートを包囲してロシア軍を追い出すという計画の一環だと説明した。
ロシア軍は春にバフムートを制圧した。ウクライナ軍は、廃虚と化したバフムートへのロシア軍の補給ルートを維持する上で重要な村々を狙っている。これらの地域を制圧すれば、ウクライナ軍は高台からバフムートやその周辺にいるロシア軍を攻撃できる。
ロシアとウクライナの情報筋は共にクリシチウカ村周辺での激しい戦闘を報告している。ロシア国防省は24日、同村付近でのウクライナ軍の攻撃は撃退されたと発表した。だがウクライナ軍が近隣のアンドリーウカ村に向けて前進しているため、クリシチウカのロシア軍陣地はより攻撃されやすくなっている。
ウクライナのマリャル国防次官は25日、バフムート方面でのロシア軍の損失はウクライナ軍の損失を上回っており、その割合は8対1または9対1だと主張。さらに「どれだけ前進したかではなく、ウクライナ軍が前進しているかどうかが問題だ」との考えを示した。