プリゴジン氏、サンクトペテルブルグでアフリカ要人と面会か
(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルの創業者、エフゲニー・プリゴジン氏がロシア・サンクトペテルブルグでアフリカの要人と面会している様子が目撃された。ワグネルとつながりのある複数のSNSアカウントが明らかにした。
CNNはその要人を特定できていないが、ロシアで開催されたロシア・アフリカ首脳会議の出席者らが着用しているものと同じストラップを首にかけている。ワグネル関係のアカウントによると、要人は中央アフリカ共和国の代表団のメンバーだという。
プリゴジン氏がロシア国内で公の場に姿を現すのは、先月ワグネルによる武装蜂起を率いて以来初めて。反乱以降、公の場に姿を現したのは今月19日にベラルーシ国内で撮影されたとみられる動画のみで、その中でワグネル戦闘員の同国到着を歓迎している。
動画は鮮明ではなく、暗い中で撮影されているため、CNNは話している人物がプリゴジン氏かどうか、またいつ撮影されたのか断定できない。だが、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官はプリゴジン氏がベラルーシの首都ミンスクにいるとの見解を示した。
バーンズ氏はアスペン安全保障フォーラムで「彼はやや動き回っている」と説明。「最近はミンスクにいるとみられる。ミンスク郊外で引退する計画なのかは不明だが、ロシアでも時間を過ごしている」と述べた。
CNNが以前報じたように、ワグネルは数年前から中央アフリカ共和国で活動している。
CNNはプリゴジン氏と要人の撮影場所はサンクトペテルブルグのトレッツィーニパレス・ホテルであることを確認した。ロシアのメディアによると、プリゴジン氏は同ホテルにオフィスを構えている。同ホテルはワグネル反乱後の今月6日にロシア当局が捜索した場所の一つ。