ウクライナ軍、東部バフムートで「ゆっくりだが着実に前進」
(CNN) ウクライナ軍の報道官は30日、ウクライナ軍が東部バフムートで「徐々に前進」しているほか、東部戦線の他の場所でも一定の前進を遂げたと明らかにした。
報道官によれば、バフムートを包囲しているウクライナ軍はおおむね、1日あたり数百メートル前進し、毎週数キロの領土を奪還している。
報道官は「これは、ゆっくりだが着実に前進する戦術だ」と述べた。ウクライナ軍も相応の戦力と手段を備えているものの、ロシア軍が上回る場合もあるという。
バフムートは、今回の戦争で最も激しい戦闘が行われている都市のひとつで、両軍が占領のために多大な戦力を投入している。バフムートは一定の戦略的な価値がある一方で、ロシアのプーチン大統領が直近では明確な勝利を収めることができていない戦争で、強力な象徴ともなっている。
5月には、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員がバフムートを占領し、ロシア軍に引き渡したと主張した。その後、ウクライナ軍は周辺地域で激しい戦闘が続いているとし、周辺地域で継続して領土を奪還していると主張している。
CNNは、戦況に関する主張について、いずれの側についても独自に確認ができていない。