ベラルーシ大統領、ワグネルのポーランド国境への移動を否定
(CNN) ベラルーシのルカシェンコ大統領は1日、同国に滞在しているロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員約100人がポーランド国境へ移動したとのポーランドの主張を否定した。大統領府が声明を発表した。
ルカシェンコ氏は同国南西部ブレスト州の訪問時、「先日、突然、ポーランドが100人規模の部隊がここに移動すると騒いでいるのを耳にした。100人規模のワグネルの部隊がここに移動してはいない。移動したとすれば、ブレストとグロドノに駐屯している部隊に戦闘経験を伝えるためだ」と述べた。
ベラルーシ国防省は先月、ベラルーシ軍がワグネルとポーランド国境付近で軍事訓練を行うと発表した。ワグネルの戦闘員はロシアでの武装蜂起後、ベラルーシに入国していた。
ルカシェンコ氏は、ベラルーシ軍を訓練する必要があるとし、戦わない軍隊は半人前だとの見方を示した。ルカシェンコ氏は「だから、ワグネルは彼らの経験を伝えるためにここにいる」と述べた。