中国、サウジでの和平会議に高評価 仲介役に改めて意欲

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ジッダで開催された和平会議に出席した各国の代表団ら/Saudi Press Agency/Reuters

ジッダで開催された和平会議に出席した各国の代表団ら/Saudi Press Agency/Reuters

(CNN) 先週末にサウジアラビア西部ジッダで開催されたウクライナ和平会議の成果について、中国外務省は「国際的な合意形成」に一役買ったと高く評価した。ロイター通信が伝えた。

会議には、ウクライナと欧米諸国をはじめとする40カ国あまりが出席。ロシアは招かれなかったが、同国とともに新興5カ国(BRICS)を構成する中国、インド、ブラジル、南アフリカは参加した。

この中でも特に、ロシアとの関係が深い中国の参加が注目された。

会議自体は具体的な進展がなく、今後の協議継続を表明するにとどまったものの、ウクライナは中国が参加したことを外交上の勝利ととらえて歓迎した。

中国はこれまでロシアのウクライナ侵攻に対する非難を避け、欧米の対ロ制裁に加わってこなかった。6月にデンマークで開かれた和平会議の初会合にも、中国は出ていなかった。

ジッダでの会議では、サウジのアイバーン国家安全保障顧問の両側に、中国の李輝ユーラシア事務特別代表と米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が着席した。

中国外務省はロイター通信への声明で、李氏が全参加者と深く話し合って意見や提案を聞き、国際的合意をさらに固めたと報告。全員が李氏の出席に好意的なコメントを寄せ、和平交渉を促す中国の役割を全面的に支持したと述べた。

ロシアはこの会議について、欧米が新興国、途上国をウクライナ支援に巻き込もうとする動きだと批判し、失敗は必至だと予告していた。

ロシアのラブロフ外相は一方で、中国やインドなどBRICSのメンバーが参加すれば、欧米側に「常識」を説くことも期待できると指摘。会議の結果について、BRICS諸国と協議する構えを示した。

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