ライオンが牧場から脱走、1時間後に射殺 韓国
ソウル(CNN) 韓国南部の慶尚北道の高霊郡で14日午前、民間の牧場から雌のライオン1頭が逃げ出し、約1時間後に射殺された。地元当局者らが発表した。
現場は首都ソウルから南へ約300キロ離れた人口3万人あまりの山間部。ライオンは牧場のおりから逃げ出した。
地元消防当局によると、脱走の通報を受けて警官127人と消防要員26人が捜索に出動した。当局は住民らに対し、近くの山には近づかないよう呼び掛けた。
ライオンは約1時間後、牧場から4~5キロ離れた森で射殺された。
消防当局が公開した写真には、射殺直前のライオンが茂みから外をのぞく姿が写っている。
郡当局者によると、牧場には牛も飼われているが、ライオンは1頭だけ。地元環境当局者がCNNに確認したところによると、このライオンは国際的に絶滅の恐れがある種として同当局に登録されていた。
登録された動物の移動や死は届け出が義務付けられ、飼育環境の調査も実施されている。脱走したライオンの調査が前回いつだったのかは分かっていない。