ウクライナ東部にロシア軍の砲撃、5人死亡 ドネツク州知事
(CNN) ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事は22日、同州のリマン地区がロシア軍の砲撃を受け、少なくとも5人が死亡、3人が負傷したと明らかにした。
同州の検察当局によると、トルスケ村では民家近くのベンチに座っていた3人が砲撃で死亡。別の住人1人が胸や肩、腰などを負傷した。また、ザキトネ村では26歳の男性が頭蓋骨(ずがいこつ)を骨折し、脳挫傷を負った。
キリレンコ氏が地元メディアに語ったところによると、22日には別の集落へも砲撃があり、2人が死亡、1人が負傷した。
また、同州ニューヨーク村もロシア軍の空爆を受けたが、負傷者はなかったという。
キリレンコ氏は「州内の前線地域にはまだ171人の子どもが残っている」と指摘。ただ、当局は子どもらとその親を2週間以内に「強制避難」させる計画だ。
同氏によると、政府は引き続き避難を促しているが計49万2000人がドネツク州内にとどまっている。