ウクライナ、ロシア空軍基地への無人機攻撃を確認 モスクワ近郊
(CNN) ウクライナ当局は21日、同国の北東200キロあまりに位置するロシアの空軍基地に対してドローン(無人機)攻撃を実施したことを確認した。
ウクライナ国防省情報総局のユソフ報道官が国内メディアとのインタビューで明らかした。無人機攻撃はロシア西部カルーガ州のシャイコフカ基地に対して実施され、航空機少なくとも1機が損傷したという。
シャイコフカ空軍基地は超音速長距離爆撃機ツポレフ22M3の運用拠点。ロシアは昨年の侵攻開始以来、ウクライナ国内の目標に対する攻撃にツポレフ22M3を使用している。
ウクライナ空軍は15日、シャイコフカ空軍基地を拠点とする航空機がKh22巡航ミサイル4発を発射したと報告していた。
ユソフ氏は21日の攻撃について、「ウクライナ国防省情報総局との協調の下、与えられた任務を完遂した者がいる」と説明。ロシア国内から実施された任務だったことを明らかにした。ウクライナの情報機関は「他にも多数のケースで」、ロシア国内から任務を遂行しているという。
一方、ロシアの治安機関に近いブログは、シャイコフカ空軍基地の敷地で21日にウクライナの無人機が墜落したと報告。「飛行場にあった未使用の航空機が損傷した。ただ、この情報は正式には確認されていない」としている。
ロシア国防省はこの件についてコメントしていない。