ロシア、ウクライナの無人機4機を撃墜と発表 モスクワとブリャンスクで
(CNN) ロシア国防省は22日、首都モスクワ近郊と西部ブリャンスク州でウクライナ軍のドローン(無人航空機)4機を撃墜したと発表した。
国防省は、ブリャンスク州で防空システムが2機を発見して電子戦兵器で妨害し、墜落させたと主張。モスクワ州でも2機を破壊したと述べた。死傷者は出ていないという。
モスクワのソビャーニン市長はSNS「テレグラム」に、2機は同市の北西に位置するクラスノゴルスクで迎撃されたと投稿した。これに加え、南西方向のチャスツィでもドローン1機が撃墜されたと報告した。
航空当局は22日、モスクワの全空港を一時的に閉鎖したが、その後発着が再開している。
ウクライナ軍は21日にもロシアの空軍基地を狙うなど、ドローンを使った攻撃を繰り返している。22日の攻撃についてはコメントを出していない。
ロシア国防省はまた、黒海上空で21日、ウクライナ軍の無人機2機を撃墜したとも発表した。この2機は、クリミア半島の北西約40キロの上空で制御不能になったという。
21日には西部ベルゴロド州とモスクワ州でもそれぞれ2機を迎撃したが、死傷者の報告はなく、被害は最小限にとどまったとしている。
一方、複数のロシア当局者によれば、21日早朝にモスクワ近郊でドローン2機を撃墜した際、2人のけが人が出たとされる。
ロシア国防省が22日、テレグラムに投稿したところによると、黒海では21日夜から同日朝にかけ、ロシア軍の戦闘機がロシアの天然ガス採掘施設付近で、ウクライナの偵察艇を破壊した。