ロシア国内にドローン攻撃、侵攻後最大規模 ウクライナが空から攻勢
一方、キーウの当局者は、夜間にロシアによる「大規模」爆撃があったと説明。キーウ軍政当局トップのポプコ氏は「キーウは春以来、これほど激しい攻撃を受けていなかった」とSNSテレグラムで述べた。
ポプコ氏によると、複数のグループに分かれたドローンが「異なる方角から」キーウに向かってきたほか、その後ミサイルも発射されたという。20個以上の「敵の目標」を防空システムで破壊したとしている。
キーウ市軍政当局によると、26歳と36歳の男性2人が死亡、落下してきた破片で3人が重軽傷を負った。
ウクライナ全土では巡航ミサイル28発を迎撃し、夜間に発射されたドローン16発のうち15発を破壊したという。ウクライナ軍のザルジニー総司令官が30日に明らかにした。
ここ数週間、ロシア国内の戦略目標を空から攻撃するウクライナの姿勢は大胆さを増している。ロシア国内の厭戦(えんせん)気分を高める試みとみられる。