ロシア軍、首都キーウに「春以来」の激しい攻撃 死者2人
(CNN) ウクライナの首都キーウの軍政当局トップ、ポプコ氏は30日、前夜にロシア軍の大規模な攻撃があったことを明らかにした。
ポプコ氏はSNS「テレグラム」に「キーウは春以来、これほど激しい攻撃を受けていなかった」と書き込んだ。
投稿によると、いくつもの方向から無人機が飛来したのに続き、戦略爆撃機Tu95MSからミサイルが撃ち込まれた。
防空システムが「敵の標的」を20以上、破壊したとしている。
軍政当局によれば、26歳と36歳の男性が死亡し、3人が落下物で負傷。負傷者のうち2人は病院に収容された。
キーウのクリチコ市長は30日、市内のダルニツキー、シェフチェンキウスキー両地区で消防、救急隊員らが残骸(ざんがい)の片付け作業を続けていると述べた。
一方、ウクライナの公共放送局によると、南部オデーサ州の州都オデーサでは30日早朝に爆発があった。同州のキペル知事はこれに先立ち、ロシアからのロケット攻撃が予想されるとして、住民に屋内退避を呼び掛けていた。