のさばる「サル」対策に躍起、G20への妨害懸念 インド

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アカゲザルを追い払うために設置されたラングールのパネル=8月29日、インド・ニューデリー/Vipin Kumar/Hindustan Times/Getty Images

アカゲザルを追い払うために設置されたラングールのパネル=8月29日、インド・ニューデリー/Vipin Kumar/Hindustan Times/Getty Images

(CNN) 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の主催を近く控えるインドの首都ニューデリーの行政当局が、市内に我が物顔ではびこるサルの「アカゲザル」が狼藉(ろうぜき)を働き、同会議の注目度をそぐことを防ぐあれやこれやの措置を講じている。

会議にはバイデン米大統領も出席を予定しており、インドの国家的威信を高める国際政治上の舞台になることへの期待も大きい。

小さなアカゲザルの姿は首都内の至る所で見られ、路上を横切ったり、建物の屋上の間を飛び越えたりして、一般住民の悩みの種ともなっている。通行人を突然襲ったりする行動も時には起きている。

インド政府はG20サミットの開催を受け、街頭での大幅な美化運動に着手。壁を塗り替え、樹木を新たに植え、市内の主要な場所では色とりどりの花も飾られた。首都行政当局はアカゲザルがこれらの努力を台無しにしないような対策を打ち出している。

アカゲザルより体が大きく、より攻撃的な習性を持つサルの「ラングール(ヤセザル)」の等身大パネルを随所に配置。ラングールの声をまねすることが出来る技能の保持者も動員している。

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