のさばる「サル」対策に躍起、G20への妨害懸念 インド
ニューデリー市議会の副議長は地元の通信社ANIの取材に、アカゲザルはおびえてパネルに近づきたがらないだろうとしながらも、「彼らが生息地域を失ったり、けがを負ったりすることにはならない」とも話した。
ラングールに似た声を発することができる専門家らは30~40人雇ったとした。また、市議会は森の中にエサをまくなどしてアカゲザルが域外へ出ないような工夫もこらしている。
ヒンズー教国のインドでサルはあがめられており、以前の駆除対策などが大きな論議を招いたこともある。
アカゲザルの「侵略」を防ぐためラングールの登場を求めた事例は過去にもあった。ロイター通信によると、ニューデリーは2010年に英連邦加盟国・地域の総合競技大会を開催したが、この時には生きたラングールを複数貸してもらって出動させ、アカゲザルの行動に目を光らせたという。