ウクライナ東部で激しい戦闘、ロシア軍が追加戦力を投入
(CNN) ウクライナ軍の報道官は3日、ウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州の一部で、ロシア軍とウクライナ軍による激しい戦闘が続いていると明らかにした。
ウクライナ軍は、同地域の二つの主要都市にちなみ戦闘が行われている場所をクピャンスク・リマン区域と呼んでいる。ロシア軍はウクライナ軍の反攻を撃退するために数千人の兵士を追加投入している。
クピャンスク近郊での戦闘は激しさを増しており、過去数週間、市民が避難を余儀なくされている。
報道官によれば、ロシア軍は2日、ウクライナ軍の陣地に対して570回の砲撃を行ったほか、航空機による攻撃も実施した。ロシア軍はハルキウ州から州境を越えたルハンスク州の集落を標的としている。報道官によれば、ロシア軍の狙いは、この集落の高台からウクライナの防衛線に「通路を切り開く」ことだという。
報道官によれば、過去24時間に5回の銃撃戦が行われたが、ロシア軍はいずれの戦闘でも成功しなかった。126人のロシア軍兵士が死亡したほか、ドローン(無人機)7機や弾薬庫が破壊されたという。
CNNはウクライナとロシア双方の戦況報告について、独自の確認ができていない。