ロシア統一地方選、「併合」のウクライナ4州でも投票始まる
(CNN) ロシア当局は、昨年違法に「併合」されたウクライナの4州で、投票活動が行われていると明らかにした。投票は、4州の自宅のほか、「州外」の投票所でも行える。
ロシアの中央選挙委員会によれば、州外に設けられた投票所は近く終了する見通し。サンクトペテルブルクだけでも複数の投票所が設けられている。
「ドネツク人民共和国」や「ルガンスク人民共和国」を自称する地域の住民や、ロシアの実効支配下にあるザポリージャ州やヘルソン州の住民に投票権がある。
ロシアの支配下にあるザポリージャ州のSNSへの投稿によれば、立法議会と地元の政府機関の代議員の選挙が行われている。
メリトポリとベルジャンスク、エネルホダルの3地区では投票は8~10日に行われるという。
公式の数字を確認する方法はなく、投票所には国際的な監視団もいない。
ヘルソン州議会の幹部はCNNの取材に対し、こうした選挙について、民主主義や自由な意思の表明とは何の関係もなく、プロパガンダを生み出すための選挙と称する見世物だと一蹴した。