穀物輸出協定への復帰、ロシアは「交渉の用意」 プーチン氏
(CNN) ロシアのプーチン大統領は4日、ロシア・ソチで、トルコのエルドアン大統領と会談し、ロシアが黒海からの穀物輸出に関する協定への復帰をめぐる交渉を行う用意があると語った。
プーチン氏はエルドアン氏に対して、協議に先立ち、「この地域の安全保障の確保を含めて、我々には話し合うことが数多くある」と述べた。
プーチン氏は、ウクライナ危機に関する話題を無視するつもりはないとしたほか、穀物輸出に関する質問をしようとしていることも分かっていると述べ、穀物輸出に関する協議では交渉の用意があるとの姿勢を示した。
エルドアン氏はプーチン氏に対し、穀物回廊に関する協議は「非常に重要だ」と述べた。
エルドアン氏は、穀物回廊の問題について注目が集まっているとし、「記者会見でのメッセージが、特にアフリカの発展途上国にとって非常に重要な一歩になると信じている」と述べた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、両首脳による会談が建設的なものだったと述べた。しかし、穀物輸出に関する協定を含めて、協議されたいかなる議題についても文書に署名する予定はない。
ペスコフ氏によれば、協議は、首脳による一対一の形で継続される。