ウクライナ国内選挙、西側支援で来年の実施可能 ゼレンスキー大統領

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は7日までに、国内の選挙を来年に予定通りに実施することは可能としながらも、欧米の支援国らによる資金援助が必要になるだろうとの考えを示した。

地元メディアとの会見で、米国は第2次世界大戦中にも選挙を行ったとの事実に言及。「我々は民主主義と国土を守っている。国民が選挙のことを話題にしているゆえんだろう。政治的な手続きを禁じてはならない」と述べた。

ウクライナは現在、戦時体制下にあり、選挙の実施は可能な状況ではない。ただ、ゼレンスキー氏は「国会議員が必要な選挙関連法の変更への準備があるのなら、即座に取り組むべきだ」とも話した。

武器のために供与された資金を選挙用に充てることはしないともし、米欧が選挙のための運営資金を融通してくれることを期待するとした。

また、選挙に踏み切る上での課題にも触れ、「合法的な選挙であることを全世界に示すためにも前線に選挙監視員を動員しなければならない」とも指摘。欧州各地に逃れた数百万人規模のウクライナ国民の投票権を確保する問題もあるとした。

さらに、ウクライナの民主主義を守って戦う軍兵士にも投票の権利を与えなければならないと主張。交戦中だからと言って与えないのは不公正とし、「与えなければ、私が選挙実施に反対する唯一の理由になる」とも説いた。

「現在の指導部が権力維持にこだわっているとは思われたくない。私は何事にもしがみついていない。選挙を実施したいし、それも1年内にやりたい」と続けた。

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