ロシアのドローンの部品、領内に落下の可能性 ルーマニア国防相が確認
(CNN) ルーマニアのティルバル国防相は、ロシアのドローン(無人機)の部品が領内に落下した可能性があることを確認した。ドローンは、ルーマニアとウクライナの国境を流れるドナウ川のウクライナ側の港を標的としていた。
ティルバル氏が6日、現地を訪れた際、CNN提携局のルーマニアメディアに語った。
ティルバル氏は記者団に対し、公に議論されている地域を含む非常に広い地域に対応しているとし、「この地域でドローンのものの可能性がある部品が発見されたことを確認した」と述べた。部品にはさらなる分析が行われる。
国防省は当初、ロシアのドローンの一部がドナウ川のルーマニア側に落下したとの今週に入ってからの報道を否定していた。
ウクライナのドナウ川沿いの港はここ数週間、ロシアからの激しい攻撃にさらされている。黒海からの穀物輸出に関する協定が7月に停止して以降、ロシアはウクライナの穀物貯蔵施設やインフラを標的としている。
ロシアによる空爆の多くはルーマニア国境を越えたすぐ近くに着弾している。ルーマニアは北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。
ルーマニア国防省は今週初めの攻撃を「可能な限り強い言葉」で非難していた。
ウクライナ当局によれば、6日未明にもウクライナ側でドローンによる攻撃があり、農業従事者1人が死亡した。