市場にロシア軍のミサイル着弾、17人死亡 ウクライナ東部
(CNN) ウクライナ当局は6日、東部ドネツク州のコスティアンティニウカにある市場にロシア軍のミサイル攻撃があり、17人が死亡、32人が負傷したと明らかにした。ここ数カ月で最も死者が多い惨事の1つとなった。
シュミハリ首相によると、死者には子ども1人が含まれる。シュミハリ氏は「ロシア軍はテロリストだ。許されることはなく、今後平和に過ごすことはできない。全ての行為に正当な報復があるだろう」と述べた。
現場からの報道によると、ロシア軍のS300ミサイルが町の中心部に着弾したとみられる。映像には激しい炎と黒煙がもうもうと立ち上る様子が映っており、少なくとも負傷者1人が確認できる。
未確認の情報によると、市場はショッピングセンターの近くにある。
コスティアンティニウカは戦闘が激化しているバフムート周辺の前線に近く、軍関係者で混雑することが多い。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「全く非人道的」だと攻撃を非難し、死傷者数がさらに増える恐れがあるとの見通しを示した。「ロシアの悪行は一刻も早く打倒されなければならない」とも語った。