東部戦線の「難局」続く、前進もわずか ウクライナ陸軍司令官

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配置につくウクライナ軍の兵士=4日、ウクライナ東部バフムート近郊/Libkos/AP

配置につくウクライナ軍の兵士=4日、ウクライナ東部バフムート近郊/Libkos/AP

(CNN) ウクライナのシルスキー陸軍司令官は6日、同国東部戦線の焦点の一つとなっているドネツク州バフムート市周辺の攻防に触れ、ウクライナ軍は塹壕(ざんごう)などにこもって抵抗するロシア軍の駆逐を試みているものの激戦が続いていると述べた。

ロシア軍は今年5月、同市の攻略を宣言。ただ、ウクライナ軍はここ数週間、市の南部や北西部の前線でわずかながらも突破口を開きつつある。

シルスキー司令官は、東部戦線の全般的状況に関して「難しい局面が続いている」との判断をSNS上の声明で明らかにした。

「敵側はドネツク、ルハンスク両州の州境への到達を図る計画を捨ててはいない」とし、かたくなに反撃や交戦での主導権を握るための準備をしていると話した。

ロシア軍は北東部ハルキウ州のクピャンスク近くでは、「攻撃部隊(を投入するため)の最終的な準備を進めている」とし、「ウクライナ軍陣地に毎日のように砲撃や迫撃砲の攻撃を加えている」とした。バフムートから北へ約25マイル(約40キロ)離れたドネツク州リマンでは部隊の補充を図っているとした。

その上でウクライナ軍の作戦上の主要な任務は、クピャンスクとリマン近くに築いた陣地を守り抜き、バフムートの前線への進撃とした。

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