ウクライナ南部ヘルソン州への攻撃で6人死亡、オデーサの港に被害
(CNN) ウクライナ当局者は25日、南部オデーサ州で夜間にロシア軍の攻撃があり、港湾インフラに被害が出たほか、少なくとも2人が負傷したと明らかにした。近くのヘルソン州にも砲撃があり死者が出た。
当局者によれば、ロシアが超音速ミサイル「オニクス」2発と巡航ミサイル「カリブル」12発、ドローン(無人機)19機を発射し、オデーサの港は大きな被害を受けた。黒海からの穀物輸出に関する協定が破たんした後、ロシアはここ数カ月、穀物インフラを標的にしてオデーサへの攻撃を繰り返している。
ヘルソン州では25日、ロシア軍からの砲撃により、少なくとも6人が死亡した。ヘルソン州の軍政トップが明らかにした。ヘルソン州に対しては24日にも攻撃があった。軍政トップによれば、過去1日でロシア軍による同州への攻撃は87回にのぼった。
ロシア当局者は25日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州とクルスク州、ロシア軍の占領下にあるクリミア半島で、ウクライナ軍のドローンによる攻撃があったと明らかにした。死傷者は報告されていないという。ウクライナは22日にクリミア半島で、ロシア海軍黒海艦隊の司令部を標的とするこれまでで最も野心的な攻撃のひとつを実施していた。
ロシアは25日、クルスク州で、ウクライナ軍のドローン4機を撃墜したと明らかにした。ベルゴロド州ではドローン7機を撃墜したという。ロシア国防省は、ロシア軍がセバストポリでミサイル攻撃を阻止したと報告した。